1.9MHz送受信用 スモール・ループ・アンテナ

 

MF帯およびHF帯の低い周波数において送信用アンテナとしては、その波長の長さによりアンテナの形状が大型になってしまうことから1/4波長接地型アンテナ等などのモノポール型アンテナもしくはダイポール型アンテナ等が多用されている。 また方向探知用あるいは中波ラジオ放送受信用として超小型のループアンテナが用いられているが送信用としては線状アンテナであっても比較的大型のものが使われている。 個人の趣味で運用するアマチュア無線家にとって、業務局のようなアンテナ展張用の敷地を確保することは困難であり、特に都市部に住むアマチュア無線家達にとって、1.9MHz帯での運用はアンテナ建設が障壁となっていた。

そこで受信用多巻線状ループアンテナの給電部にマイクロコンピュータ制御による整合回路(アンテナチューナー)を挿入した、超小型磁界駆動型アンテナについて提案し、実験を行ってみた。 その結果については既に雑誌 CQ Ham Radio, Nov 1995 で発表しているが、その内容を以下に示す。

なお以下のファイルはAdobe 社のPDF形式で作成してある。