TreaDrive + NIC(RE2000 Relia Technologies)

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TERA DRIVE(SEGAの286CPU IBM互換機)に、ドライバディスクが読み書き不能になってしまった Relia Techinologies社の NE2000互換NIC、RE2000でインターネット接続を試しました。
これがSEGAの名機(?) TERADRIVE。 SEGAのゲーム機のMEGA DRIVEと IBM PC互換機が1つに合体。

RE2000は、Web上で情報を収集した結果、 NE2000用に書かれたドライバならば、どの Packet Driverでも動作することがわかりました。(ハードウエアの互換性はある。ドライバで互換性を確保している わけではない。他の NE2000コンパチNICもそのようです。) 

しかし、RE2000が動作している IRQ, I/O Addressがわからないため動作させることができません。(RE2000はIRQ, I/O Addressをソフトウエアにより設定するようになっている。それらしい IRQ, I/O Addressをしらみつぶしに当たれば見つけられるのでしょうが。)

そこで動作している IRQ, I/O Addressを見つけるため、使われているLSIの型番(MTD900F)を Googleで検索し、同じ型番の LSI を使っている NICのドライバファイルを見つけ、その中の設定ソフトを動かすことで IRQ, I/O Addressを調べることができました。(しかし、そのソフトでは設定はできませんでしたが) そして packet driverを動かすことができました。ドライバを入手し たのは Pipeline Computing Services のページ。リンク切れしています。

Telnetクライアントは NCSA Telnetを試したのですが、設定ファイルが大きく (実際には設定項目は少ないようだが)大変そうなので、設定項目の少ない Lnet を使いました。 lnetはここでダウンロードしました。

解凍後できる2つの実行ファイルのうち、LNET_P.EXEというパケットドライバ版の実行ファイルをLNET.EXEなどにリネームして使う。設定ファイルのうち、LNET.CFGは特別必要がなければデフォルトのままで使えます。WATTCP.CFGは自分のネットワークに合わせて書き換えます。

使用法は、

  1. パケットドライバを組み込む。 CZ2000 0x61 3 0x280
    *デフォルトではirq=3 io_address=0x280になっている 可能性が高い。(当てにならない私の予想)
    *ソフトウエア IRQの 0x60は他のプログラムで使っていたので、私は 0x61を使いました。
  2. Telnetクライアント等の実行
  3. Telnetクライアント等の終了

です。

補足その1
DHCPクライアント機能を付け加えてみました。ここではDHCP.EXEというソフトを使いました。 以下はDHCP.EXEを使い動的に WATTCP.CFGを書き換えて動かそうという試みです。 DHCP.EXEというソフトはここで入手しました。

使い方
autoexec.batのパケットドライバ組み込み後に、DHCP.EXEを動作させると、ip-up.batという ファイルが作られますので、これを実行します。その後に、tcpset.batを動作させることで、 WATTCP.CFGにDHCP.EXEで得たIP Addressを書き込みます。これで Lynxや LNETなどの WATTCP.CFGを読み込んで動くアプリケーションが使えるようになります。

autoexec.batに付け加える内容(参考例としてご覧下さい)

set wattcp.cfg=c:\
dhcp
call ip-up.bat
call tcpset.bat
tcpset.batの内容
echo my_ip=%myip%  > c:\wattcp.cfg
echo gateway=%remip% >> c:\wattcp.cfg
type c:\wattcp.dat >> c:\wattcp.cfg
WATTCP.DATの内容
hostname = myPC
nameserver = nnn.nnn.nnn.nnn        ; can specify up to 10 name servers
;nameserver = ?.?.?.?               ; 左上の nnnは name servreのip addressを入れる
SOCKDELAY=60

補足その2
もう一つのTera Driveに Coregaの EtherII ISA-TというNICを入れました。このカードは公式 には DOSをサポートしていませんが、これは NE2000互換カードですから、付属の設定プログ ラムでI/O Address, IRQを読み出せばこれまでに書いた方法で(Packet driverに CZ2000を使っ ても) Lanに接続することが出来ます。

最近売っているNICは表だってDOSをサポートしていませんが、実はサポートしているものが多いようです。Coregaの ページにも Packet driverが置いて あります。でもなぜかこのPacket driverは使えないようです!?

補足その3
その後、ルーターを交換したら、DHCPによる IP ADDRESSの取得ができなくなってしまいました。DHCPサーバーのバージョンが変わり、 DHCP.EXEとうまくやりとりができなくなったのでしょうか?