
フルレンジを中心とした、A級動作のマルチ構成
マルチアンプは、「出力を稼ぐ」のと、「低歪率化」を両立させやすいです。
私の場合「出力を稼ぐ」必要はないので、「低歪率化」が蛯=る目的です。
そこまで考えなくても、中途半端な単品を組み合わせることができます。
以下、とにかく、良いと思うものだけ集めて欠点を補っています。
- <全体の構成>
プリアンプ(PIONEER C-21)の出力を、チャンネルデバイダ(EN3000)に入れて、高い音、低い音、真中の音に分割して、高い音用のスピーカ(FOSTEX FT65H)の繋がったアンプ(2A3シングル)と、低い音用のスピーカ(FOSTEX FW405)の繋がったアンプ(NIKKO M-202)と、真中の音用のスピーカ(FOSTEX F220A)の繋がったアンプ(300Bシングル)に繋ぎました。
300Bシングルとはいえ、本当に低域が延びきっているわけではなく、押しを作った音作りなので、そのままFOSTEX FW405につないだりすると、ボンつきます。DCトランジスタアンプである、NIKKO M-202を低域に使ったのは、その欠点を補うためです。
高域は、なんでもいいんですが2A3シングルを使いました。聞えないところまで増幅するのは、真空管のほうが付属回路が少ないので、容易な筈ですが、聞えないものは聞えない。
- <アンプの様子>
アンプのラックを、前面から見ると、こんな感じです。
アンプのラックを、背面から見ると、こんな感じです。
デバイダで分割すると、高いほう、低いほうに、好きなものがつけられるので、自由度が高いです。
特に、扱いにくかったFOSTEX FW405をつなげても、まとまった音になったのが、顕著な改良点です。
これだけ大仕掛けにもかかわらず、深夜、音量を絞ってもレンジの広い音を聞くことができます。
引き換えにかかる電気代もすごいけれど、その結果として発せられる熱量もすごいです。これぞ「高級」かな?
実際聞えているのは、90%がフルレンジからだったりして、、
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平成13年11月29日 de jp3exe ex je2egz, no limit.