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2011年12月29日-2012年1月3日の、5泊6日で、冬の道東を回りました。
3日目は、根室から網走に移動しました。

二十年以上前に斜里に泊まって、流氷が接岸-離岸するところを見たことがありますが、今は、海上に流氷を見ることすらできないというものでした。
それでも、冬のオホーツクは、独特の趣があって、何度見ても見飽きませんでした。
3日目根室-網走
根室-網走

ゆっくり景色を見ながら朝食を食べたので、宿を出たのは8:30になりました。
根室から海岸線沿いに羅臼へ向かいました。
国後が、隣の岬のようにくっきり見えました。
知床の南側は、雪が降っても穏やかなものです。
羅臼展望台に登ってみましたが、さすがに吹雪いていて何も見えませんでした。
知床横断道路は、冬季閉鎖です。
335号線で標津へ戻り、斜里へ向かいました。
網走

斜里に出ると、オホーツク海沿いに北上しました。
たまの晴れ間にオホーツク海を見ると、夏を思い出すときもあります。
ただ、湿原、湖がすべて結氷しているので、寒々しいものです。

目的の一つ「冬のオホーツク」に辿りつきました。
オホーツク

高所にある網走の市街地は、ヤマダ電機、ミスタードーナッツなど、都市部郊外とかわりない風景です。
そこから少し離れると、岩場であったり、浜であったり、湖であったりと様々な景色を背にオホーツク海が広がります。
雪の白さと、オホーツクの海のマリンブルーのコントラストが、実にみごとです。
風も強いので、格別に寒いです。
「流氷」は、まったく見えませんでした。今は、そういうものらしいです。

流氷

流氷は、もう十年以上接岸することは無いのだそうです。
泊り客は、私一人という、まことに「もったいない」状況でした。
「あら鷲」

昨日は道東へ一気に走り、明日は小樽に一気に戻るので、早めに宿に入りゴロゴロしました。
主が5年かけて立てた民宿だそうですが、いわゆるログハウスよりも格上の純和風民家といった感じです。高級別荘の雰囲気です。
二つ岩の北側にある丘の高台に建っており、オホーツクが一望できます。
二日続けてのオーシャンビューで、贅沢の極みでした。
宿の主に「昔、斜里で流氷が接岸するのを見た」と言ったら、「何十年もの昔でしょう」と言われました。昔たまたま見れたのがラッキーだったようです。
風呂、食事

年越しということで、主が蕎麦を打ってくれました。
8:2(はちに)の蕎麦だそうで、手打ち蕎麦専門の店で食べたような感じです。
ありがたいことに、そば屋でも頼まないと出てこない「蕎麦湯」が出てきて感動しました。
疲れていたのか、酒も飲まず、紅白も見ずに熟睡してしまいました。


本日走行距離309km。海岸線の景色の良いところを走れました。
人生いろいろ、年越しもいろいろ、冬の北海道旅行の折り返し地点で、なんでもある網走にしましたが、さすがに雪道を毎日走ってきたので、紅白を見るまでも無く、初日の出後まで熟睡してしまいました。
2011年は、いろいろ有り過ぎる年だったので、ここで「ゆったり」年を越せたのは、とても良かったとおもいます。
部屋にテレビもありましたが、リビングに大きな薪ストーブがあって、とっても暖かい、そこでぼけっとしているうちに眠くなって酒も飲まずに年を越してしまいました。
おかげで溜まった疲れがとれて、スッキリ回復しました。

まとめ:
宿の主の一言:

日進-新潟(12/29)へ

小樽-根室(12/30)へ

網走-小樽(1/1)へ

小樽-苫小牧(1/2)へ

苫小牧-長野(1/3)へ



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