テレビの音が悪い
プロジェクターには、AVアンプとスピーカー群が繋がっていますが、毎日良く見るテレビの音が悪いままなのを、正月休みになんとかしました。
おしん:
今のテレビの音響システムの名前を「おしん」とつけました。
アンプは映画で払い下げ になったPioneerのVSA-D6TXです。液晶テレビの光音声デジタルを入力とするので、AACがエンコードできれば良し。パワーは有り余っています。
スピーカーは、
- フロント:FOSTEX FF225KW
そもそもFFのシリーズに、この20cmのラインナップはなく、このWKで初めて登場しました。FX200と同じ取り付け穴ですが、こっちのほうがコーン紙の口径は大きいです(記憶ではFX200は16cmであった)。
フルレンジにしては、でかすぎ。必ずツイータが欲しくなるので、ウーファとしての位置づけとおもわれます。ラックの土台になってもらわないといけないので、これにしました。
ニュースなどの「C」「L」の音源の時は、150Hz以下のウーファになっています。
- センター:FOSTEX FF105WK
テレビの真ん中から声が出て欲しいので、直列に2個つないで4Ωです。
FFのシリーズに限らずFOSTEXの10cmとしては、箱を選ばないという点で、BC-10に匹敵する出来だとおもいます。しかも安い。
これまでのFOSTEXの小口径が、すべてバックロードなどのロードがかかった状態(ホーンのドライバみたい)で使われることを想定していたのに対し、これはバスレフでバランスよく鳴ってくれます。
ハードドームであるけれど、高音が煩くないです。しかも安いです(また書いている)。
バックロードのFE-108∑と聞き比べてみましたが、低音は、ばさっと切れて「ない」けれども、声はFEのシリーズに似て前に立つ感じで、FF165WK、FF225WKと比べても、これが一番自然です。コンパクトな分、シリコンオーディオのモニター用なら枕元にも置けてベストだとおもいます。
これだけだと低音が無いので、150Hz以下をFF225WKに割り当てています。
- リア:FOSTEX FF165WK
これが一番まともなバランスのユニットです。普通に自然ですので、あえて言えば、あたりまえすぎ。これを、他にも全部使いたいのだけれども、置き場所が、、、
鳴っていればよしのサラウンドにしては、良すぎるスピーカですが、FF225WKと取り替えるだけの土台の大きさがありません。残念です。
- ウーファ:なし
放送にLFEが乗ってくることは、まずありません。フロントがFF225WKのため、ウーファは要らないです。
そこを積極的に、150Hzをクロスオーバーにした2Wayマルチアンプになっています(all right reserved JP3EXE)。80,100,150Hzでウーファのかわりを大きいスピーカに回すのはVSA-D6TXの機能ですが、今のアンプでもできると思うので、試されてはどうでしょうか?
です。
FOSTEXのFFのシリーズは、右上がりの特性から「ハードドーム=うるさい」のイメージでしたが、このWKは、非常にバランスが良いですし、耐入力が上がったため、こうした用途に向いています。ブラウン管でなくなったため、防磁である必要がなくなりました。
「おしん」の名前は、ツメ付ナットを使って「辛抱強く」取り付けたことに由来します。市販の(しかも安い)箱ですが、ターミナルを交換して太いケーブルも使えるようにしてあります。加工が面倒ですが、根気よく作業すると長い目で見て楽です。
FOSTEXの全シリーズについてはこちら
中学のときにPioneerのPE101をバックロードに取り付けて以来35年経ちます。
こうした(糸のこぎり、ドリル、半田付け)作業も、今回が最後になるとおもいます。
最後に、どんな箱でも適宜に鳴る安いユニットにめぐり合えて、幸運でした。